売上・収入・利益・所得・手取りの違いとは?
仕事をし、稼ぎ始めて気づく言葉の違い
起業したり、副業をしたりすると、収入や支出以外に、様々な言葉あることに気が付きますよね。
そこで、以下、売上・利益・所得・手取りの違いを整理してみますね。
ちなみに、図では、2017年に出版した著書で、6刷まで増刷された
「小学生でもわかる お金にまつわるそもそも事典」(C&R研究所)の図を写真で紹介しています。
売上と収入の違い
売上は、個人事業者や法人が、商品やサービスなどを提供した成果・対価として顧客や取引先からいただくお金の金額を指します。決算書のうちの損益計算書でも、必ず一番上に計上される金額です。
収入は、会社員なども含めて、入ってきたお金全体を指します。なので、各家庭で、家計簿をつける際も入ってきたお金として収入○○円と記録しています。
所得とは?
所得は、左の写真の図のように、
「収入」-「経費」で計算されるものを指します。
この「所得」に対して税金がかかってくるので、特に自営業と会社員の計算の違いは重要です。
ちなみに、個人事業者の場合は、「経費」も直接事業に関係あることに限定されるので、プライベートと事業をしっかり分けて説明できるようにすることが大前提です。
利益と所得、手取りの違い
所得は、時に、自営業や法人など事業をしている側の利益(売上ー経費)と同意義で捉えられることもあります。
この所得(利益)から税金を差し引いた残りが手取りです。
こうした言葉の違いも理解して、お金の流れを把握することが、ビジネスでも、生活設計でもとても大事です。