漢字に学ぶ「お金」の話

「お金」や「お宝」に関する漢字は、貝編が使われていたりしますよね。

実は、そもそもって、原点に戻る際、
漢字の語源から、学ぶことって結構あるんですよね。

周囲の子供たちと一緒に、その「意味」を考えるのも、とてもいいのではないでしょうか?
草木などとも関係がある表現です。

「漢字のマネー学より」

「利」や「私」の偏の「禾」は、稲穂を表しています。

「私」のムは、利己的。穀物を自分だけに取り入れようとすると、「私」になる。

「利」の作りの「リ」は、刀を指していて、切れる、鋭い、輝く、役に立つ意味。「かがやく」から「足利」足利の読み方に。

「財」は貨幣に使われていた貝に、才。「才」の「一」は土地、「十」は草木がちょっと芽を出したところで、「ノ」は髭根を表している。「才」はわずかな状態。
 (⇒財をなした、とか喜んでいてはNGなんでしょうね。まだ危なっかしいわけです。)

「徳」は、自然が物を生み育てるように、我々の中にあるおよその物を包容し育成する能力。「徳」によって「才」を培養して初めて伸びる。

「才が徳より優れている人間を小人」
「徳が才より優れている人間を君子」
「才徳二つとも発達している者を聖人」
「才徳ともつまらない人間を愚人」

というのだそうです。

「賢にして財が多ければ過ちをなす、小人にして財多ければ愚を増す、子孫には財を残さず徳を残すのが一番である」

「運命を開く」(安岡正篤著)プレジデント社より

いやぁ、参りました!

財産とか、蓄財とか言うよりも、徳を積んでいく「きれいなお金の使い方をする」のが一番なのではないかと思います。

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